クロメダカ

      2017/06/18

近年、日本メダカ(クロメダカ)は「メダカ南日本集団(Oryzias latipes)ミナミメダカ」と「メダカ北日本集団(Oryzias sakaizumii )キタノメダカ」の2つに分けられました。北日本集団と南日本集団は遺伝的には別種といってよいほど分化がみられます。南日本集団については生息している水域ごとに「東日本型」「東瀬戸内型」「西瀬戸内型」「山陰型」「北部九州型」「大隅型」「有明型」「薩摩型」「琉球型」の9種類の地域型に細分されます。
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遺伝的に大きな多様性を持った地域個体群の局所的な絶滅の進行が危惧されており、遺伝的多様性に配慮した保護活動が望まれています。メダカの保護には生息地の保全がまず重要とされます。観賞魚として売られているヒメダカや改良品種はもちろんのこと、地域以外の個体は安易に(ぜったいに)自然界に放さないでください。


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