水草入門

人それぞれに水草に対する接し方、考え方は持っているようなんですけど、 どうしても うまく育てられない人、これから水草を始めたい人からの悩みや相談事を聞いていると1つだけ共通することがあります。 それは水草を熱帯魚飼育の延長としてとらえているのです。つまり、彼らにとって 水草は熱帯魚のアクセサリーなんですね。 そのうえ、安上がりで容易なことばかり考えているんです。どうして、あの赤い観賞魚用ライト1本で水草が健康に育ちま しょうか。 上部濾過では二酸化炭素が逃げちゃいます。 光合成するには炭酸ガスが必要なんです。それでも育ってるって?
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それは水草の本来の姿じゃありません!水草はギリギリのところで耐えて耐えて、耐え忍んでいるだけです。 本当はもっと強い光と二酸化炭素を必要としているのに、水草の調子が良くないとか言って、一番安上がりな肥料をどんどん入れてしまう。 当然のことながら、水槽内は富養化してしまい後に残るはコケ水槽の出来上がり・・・・・。

水草は生き物なんです。観葉植物と同じく園芸なんです。 それも水槽という閉鎖環境の中での植物栽培なんだという風に根本的に頭を切り換えていただきたいのです。
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とにかく水草を育成させようとするならば、植物生理学や環境科学などの知識や理論も多少は必要としますが 最も重要なことは水草を育てる上での設備器具をきちんと準備するということです。 器具をそろえずに水草を始めるから水草の美しさや素晴らしさを見ることなく挫折してしまうのです。 初期投資に少しお金はかかりますが、「安物買いの銭失い」にならないためにも是非とも実行して欲しいものです。 あなたが投資した金額に比例して成功率は確実にアップします。

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