ディスカス飼育

ディスカスは水質への適用性は幅広く、大量の換水にも耐える強い魚です。国内における水道水であれば、問題なく飼育できます。 地域によっては塩素の含有量濃度が高かったり、重金属が含まれていたりしていますが、中和剤や市販の水質調整剤を用いることで解決できます。 一般的に弱酸性(pH6.5程度)の飼育水を用いますが、飼うことを目的に育成するのであれば、原種を除き、安定した水ならば中性~pH7.5前後でも十分可能です。

ディスカスは水の流れのほとんどない倒木の下や茂った水草の中など、静かで薄暗いところを好んで生息しているそうです。 しかし、閉鎖的な水槽の中で自然界を再現することは困難なことです。ただし、環境への順応性も良く規則正しいリズムで飼育することによって観賞魚ライトにも順応してきます。 突発的な音には弱いので十分気をつけましょう。

ディスカスは自然界では集団生活をしています。水槽の中でも同じことです。その集団の中では、必ず強弱の関係が生じています。 飼育する数が少ないと強い魚が独裁的立場を築いてしまい、必然的に弱い魚は怯え、餌喰いも悪くなり調子をくずしてしまいます。 ですから、可能な限り一度に数多くのディスカスを飼ってください。

一般的にディスカスの餌として用いられているのが、ディスカスハンバーグです。 補食として、アカムシや人工飼料を与えます。基本的にディスカスは雑食性の魚ですので、偏りのないようにバランス良く多くの食材を与えてください。

ディスカスの飼育については、これまでもいろいろな方法が記述されています。
しかし、ディスカスの飼育にはこうしなければならないとか、この方法が正しいのだとゆうことはないと思います。 基本的には、一般の熱帯魚を飼育する場合とほとんど変わらないのではないでしょうか。ディスカスの習性をよく理解したうえで、飼育者の生活形態に合うものであればどのような方法を選んでも良いのではないでしょうか。 そこから必ず自分なりの飼育法が確立してくるはずです。

飼育経験の浅いうちは「やれ黒くなった」とか「隅に隠れて怯えている」などの動態に悩み、日常管理にフーフー言ってしまいがちです。 それには、まず最初に、熱帯魚全般に通ずる飼育器具、フィルターや濾過バクテリアについての基礎知識を体得しておくべきだと思います。 pHとか亜硝酸など、ある程度は判断できるように学習しなければいけませんね。それから、ディスカスに対する愛情もお忘れなく!。

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