ディスカスの餌には
①ディスカスハンバーグ
②赤虫
③人工飼料
などがあります。
一般にディスカスに最もいいのはビーフハート(牛の心臓)を主としたハンバーグですが、これはタンパク質や脂肪を大量に含んでおり、小さくバラけるために底砂中で腐敗したり水を非常に汚すといった欠点があります。水草水槽ではいかに硝酸塩を低く維持していくかがポイントである以上、これは致命的なことですので水草水槽にはお薦めできません。
これに代わるのが、赤虫と人工飼料です。赤虫はディスカスが最も好む餌です。今日では冷凍されて流通していますので、入手しやすいのと容易に保存ができるので、とても重宝しています。凍ったまま与えても特に問題はありません。
人工飼料は数多く市販されています。栄養バランスに優れているため、赤虫と組み合わせながら与えるといいでしょう。(乾燥赤虫も市販されております)
しかし、人工飼料は餌付け(慣れ)ができていないうちは、なかなか食べてくれないものですが、絶食のあとの空腹時に与えるなどの工夫でうまくいくこともあります。(沈降型よりしばらく浮遊するタイプの餌が水草水槽には良いようです。)
赤虫は、底に落ちてゆくまでに食べきるだけの分量を欲しがるだけ、少量ずつ数回に分けて与えてください。人工飼料も同様に給餌してください。食べ残しは禁物です。餌不足を感じたら、与える回数を増やすなどの工夫が必要です。
ディスカスを飼育していますと、必ずや強い個体が現れて、餌を占領するなど他の個体が餌にありつけない状態がでてきます。こうゆう状態が長く続きますと、強い個体はますます大きく、弱い個体は衰弱してしまいますので早い時期に状態を把握して何らかの対策(強い個体を早く満腹にさせるとか)が必要となります。