魔の2週間を戦う!
さあ、セットできたからといって何もしなくていいなんてことはありません。 これから1ケ月くらいが正念場だと思っていてください。 多くの方がこの 期間に脱落してしまうのです。
水槽をセットして間もない頃
濾過バクテリアの活動が少なく濾過フィルターとしての役目をほとんどしていません。 そのために水質も 安定しておらず、水草自体に活動性がないので、枯れた水草や魚の排泄物による汚れなどにより栄養過多に なるためと言われています。それでは、 この状態を改善するにはどうすれば良いのでしょう? お解りですよね。
そうです、頻繁な(1週間に4回以上の)水替えです。
特に最初の2週間を「魔の2週間」と呼び、この期間をどう乗り切り、どのように 次の週につないで いけるのかによって水草水槽の完成度が変わってしまうほどです。 水草水槽の成功のカギはこの期間の管理にあります。 まず最初に悩まされるのは、コケ(珪藻類)でしょう。みるみるうちに増殖してきます。 こんなふうに書いてしまうと、水草水槽って大変だな。とか、熱帯魚なんか飼うのが 嫌になりそうですが、 対処の仕方は必ずありますので安心してください。
セットして3週間
そろそろ水槽内の環境も落ち着いてきますが油断すると、まだまだガラス面につく コケも多いよう です。もう少し早い時期から投入しても良いのですが、コケ取り用の ヤマトヌマエビを入れてみましょう。 セッセとよく食べてくれます。60cm水槽で20~ 40匹くらいが適当でしょう。 (コケの状態により加減する) 初期の頃に比べると水替えの頻度は少なくて済みますが、 1週間に3回の ペースを維持してください。
セットして1ケ月
フィルター内の濾過バクテリアも増殖してくるので、コケの発生もだいぶん少なく なったのではない でしょうか?鑑賞用の魚を入れるのもこの頃が理想的です。 ただし、魚の入れすぎには注意してください。 もちろん餌のやりすぎにも注意が 必要です。 いつの日からか、水槽内には巻き貝が現れてきます。これは購入した水草に 付着していた卵がふ化したもの です。見つけ次第取り出しましょう。
アフリカ産シクリッドの仲間でA・トーマシーという強力な貝イーターとなる熱帯魚 がいますので、入れて みてはいかがでしょうか?
少なくとも1週間に2回の水換えは怠らないようにしましょう。
トーマシーは大型になると、ヌマエビを捕食しますのでお気を付けください。ちょっと変わったところで、ドワーフツメガエルもいいんじゃないでしょうか。
さて、効果のほどは (^―^)ニヤリ
セットして2ケ月を過ぎ
まずは、ひと安心です。水槽内の環境も濾過能力も安定してくる頃です。 ただし、油断大敵、 急激な環境の変化には十分注意ですよ! 定期的な(1週間に1回)水換えは怠らないようにしましょう。