トリミング

トリミングの必要性は
きれいにレイアウトされた水草水槽も、長期間手を入れないとジャングルと化してきます。
制作者のイメージどおりに水景・美観を維持させるため。
新陳代謝を高め成長をうながすため。

有茎草のトリミング
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茎のある種類で最も成長が早い水草です。このトリミングには2通りの方法があります。
水面まで伸びている水草をそのままの状態で、上部から 1/3ぐらいをカットします。カットしたての時は不自然ですが、その後いくつかの脇芽が出てくるのでボリュームを出したいときには効果があります。しかし、回数を繰り返すと下部のほうがひ弱になり見栄えも悪くなりますので、3回に1度くらいは次のトリミングを行ってください。
一度底砂から引き抜いて、水槽から出して、再度植えるときの長さを考えて下部をカット(茎の下から1/3程度が理想)する方法です。切り取った茎の上部は茎の下から2節の葉を切除したのち植えます。

テープ状のトリミング
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ヴァリスネリアなどが代表的です。
子株がよくでてきます。レイアウトに支障がでる場合はランナーごとカットしてしまいましょう。子株が無い場合は外側の葉をむしり取ったり、水面ギリギリのとことで葉をカットします。

ロゼット型(エキノドルス)のトリミング
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アマゾンソードが代表的です。この種は非常に根張りが強く、移植をとても嫌う水草です。植え直す場合は新しく出てくる根を妨げないために、長い根は短く切ってやるといいでしょう。
株や根塊を傷つけないように、外側の葉を下部より切り取ります。しかし多く取りすぎますと、新葉が小さくなりますので要注意です。新葉は株の中心より出てきますので、植え込む際に注意することは深く植栽しないことです。根元が少しだけ見える程度にどどめてください。

イモ類のトリミング
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葉柄が長くなりすぎたり、古い葉はその都度切り取ります。
大きさを抑えるには根を切る方法がありますが、少しコツが必要です。
イモ類は休眠期に入ります。休眠期に入ったイモはなるべく水温の低い水槽に入れておくといいでしょう。芽が出てきたら、元の水槽に戻します。ただし、イモの中にガスが溜まったものや指でつまむとつぶれるものは使えません。
植え込み方ですが、イモだけの場合は砂の上に置くだけで良く、根が張っているものは根だけ埋めるといいでしょう。イモ自体を埋めてしまうと腐ることがあります。

その他
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ウイローモスの伸びすぎは手で間引くか、ハサミで整えます。
浮き草はレイアウト水槽には不適です。
リシアはちょっとしたテクニックが必要です。